【第3回】お客様エピソード:古希のお祝い撮影

スタジオをオープンした年、結婚10周年の記念撮影を依頼してくれたご夫婦がいました。

今では家族ぐるみで仲良くさせてもらっている、大切なお客様です。
そのご夫婦が、ある日「母の古希祝いを撮影してほしい」と声をかけてくれました。

もちろん快諾し、撮影前に打ち合わせを行うことに。
そこで耳にしたのは、お父様(お母様のご主人)のお話でした。

足が悪く、外出も少なく、とても気難しい方だというのです。

お母様も撮影に対して不安を感じている様子でした。
だから私は、こう約束しました。

「必ず楽しい撮影にしますから、安心してください」
迎えた撮影当日。

ご主人にお会いすると、奥様や義理の息子さんが事前に
「気難しい人だから」と強調していた意味がすぐに分かりました(笑)。
けれど、その場にいたスタッフの素晴らしいサポートもあり
撮影は驚くほど順調に進みました。

次第にご主人の表情もやわらぎ、
後半にはその場にいた全員が心から撮影を楽しんでいたのです。
奥様の希望で衣装替えもしました。

足が悪いにも関わらず、ご主人も快く応じてくださり、
無事に二着目の撮影も終えることができました。

正直に言うと、この時点では奥様がなぜ二着目を希望されたのか、
私には分かりませんでした。


「希望に沿って撮影をやり切ること」

──それだけしか頭になかったのです。

数日後。


データを納品してしばらく経った頃、奥様から一通の直筆の手紙が届きました。

そこには、私が想像もしなかった
二着目の本当の理由が綴られていたのです。


──続きは、次回のブログでお話しします。

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