【第1回】自己紹介とStudi CarpeDiem 設立の経緯

はじめまして。Studio CarpeDiem(スタジオ・カルペディエム)のNick(ニック)です。
もともとウェディングフォトグラファーとして10年以上活動し、国内外で多くの新郎新婦の大切な瞬間を撮影してきました。

これからブログを書き始めるのは、再びスタジオのプラン改正に取り組む中で、改めて「なぜこのスタジオを続けているのか」を自分自身確認し、そして皆さんにも知っていただきたいと思ったからです。
Studio CarpeDiem の存在意義を言葉にすることは、私にとってもとても大切な作業だと感じています。

私は数年前まで、ウェディングフォトの現場で走り回っていました。
海外での撮影も増え、これからさらに広がっていく──そう思っていた矢先にコロナのパンデミックが起きました。

海外どころか国内の撮影もすべてなくなり、さらにアメリカの施設に入所していた母をコロナ禍で亡くしました。渡航禁止のため葬儀にも立ち会えず、ただ悲しみに沈む日々。

そんな中で、一枚の写真に救われました。
それは「シンシア(母の名前)らしさ」にあふれ、母を知る人なら誰もが「まさに彼女だ」と言う写真でした。
そして、その写真を撮ったのは、他でもない私自身でした。

もしその写真しか世に残っていなかったとしても、私はどんな代償を払ってでも手に入れたと思います。
それほどその写真は、私や姉たちにとって、かけがえのない宝物でした。

写真には、人の心を引き上げ、豊かにする力がある。
母の写真がそうであったように、私も人の心に寄り添える写真を残したい──そう思うようになりました。

ウェディングフォトの道で積み重ねてきた経験を活かしつつ、もっと日常や家族の時間を残すために生まれたのが Studio CarpeDiem です。
「今を生きる」ことを大切にし、その瞬間を未来へ届ける。
それがこのスタジオの原点です。

次回は、この体験から私がたどり着いた「写真への理念」についてお話しします。

母とファミリーレストランで食事中に撮影した一枚。
写真家として私の最高傑作です

Comments are closed.